LEDで光る仮装を作りたい!Deadmau5 2.0

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今年もハロウィンの季節がやってまいりました。
仮装を作りだしてから今年で3年目。
思い返してみると、
3年前に比べてハロウィンという文化がテレビなどで
取り上げられることも多くなってきたように感じます。
(個人的には、毎年10月が近づくと「何か作らねば…」という焦燥感に駆られるのですが、、)

さて、今年のテーマは”Deadmau5 2.0″
以前にも作ったことがあるDeadmau5ですが、
新たな試みとして今回はLEDを仕込むことにしました。
電子工作、はじめの一歩です。

*本体の制作工程に関しては基本変えていません。
下記の記事をご覧ください。
>Deadmau5のヘルメットを自作したよ!
>http://9638works.com/diy/110/

今回のメインテーマは、”いかに仮装を光らせるか”

◇調達
LED関係は、秋葉原で、
工作部材は、東急ハンズとオカダヤで調達

1)LED関係
◎アキバLEDピカリ館で購入したもの
http://www.akiba-led.jp/

ブレッドボード
ジャンプワイヤキット
緑色のLED
3Mライトストリング 1m×2
電池ボックス×3

◎千石電商で購入したもの
https://www.sengoku.co.jp/

電線 10m
熱収縮チューブ6mmと3mmぐらい
抵抗100Ω ×6
はんだ

2)素材
◎ハンズで購入したもの

発泡スチロール半球 φ300 ×2
発泡スチロール円盤 φ300 ×2
目玉用のプラスチックのクリアパーツ ×2

スプレー 青
スプレー ツヤ消し白
スプレー ツヤ消しクリア

◎オカダヤで購入したもの
目隠しの白い布 50Dジョーゼット 30cm

◇工作
1) はじめてのLED
ではでは、
どのようにしたら都合よく光らせることができるのでしょうか…
はじめてのLED工作、まずはその仕組みのお勉強です。

基本的な構図は下記の通り

dled1.png

電池ボックスとLEDをつなぐだけではNGで、抵抗を入れなくてはならないのです。
これをいれないとLEDの許容を超えた電流が流れてしまうので焼ききれるとか。
電源が、ACアダプタなのか、電池ボックスなのか、電池の本数は何本なのか、
というところで必要な抵抗の大きさは変わってきます。
思っていたより大変だ…。

また、LEDは電圧(電流?)が高いほど、光が強くなります。
どれぐらいの光度を期待するかによって抵抗の大きさを変えていきます。
つまり、より明るく光らせたい場合は抵抗の値を小さくし、
より暗くしたい場合は抵抗の値を大きいものにします。
今回は、電源として単三電池3本を使用しました。
乾電池1本につき1.5Vなので
単純計算で抵抗なしだと4.5Vの電圧がLEDにかかる計算です。
抵抗はこのあたりのサイトを参考に計算して、100Ωのものを使いました。

>さあ!LEDに使う抵抗を計算してみよう
>http://www.geocities.jp/mekenyu/sakusei01/page002.html

理論を理解したところで、早速作業に入りましょう。
ここで使ったのが、このブレッドボード。

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これすごく便利です。
プラモデルを組み立てるようにして
必要なものを並べるだけで配線することができます。

この段階では、はんだ付けも不必要。
まずは、ブレッドボード上で動作確認、
全てOKであれば、
はんだ付けをして結線という流れになります。

ブレッドボードに関しては、
下記のサイトが分かりやすくて、参考にさせていただきました。
>こた電 こたつぁーの電子工作
>http://www.kotaden.com/index.html

そして…
電池ボックス、LED、抵抗…と並べていくと…

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ついた!…LEDがついた!

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単純ですが、光ってくれたことがとっても嬉しい。

2)並列つなぎ
電池ボックスひとつにつき2灯つなげたいと思います。

緑色のLED1灯を点灯させるのに必要なのはおよそ3V
乾電池1本が1.5Vなのでおおよそ電池2本分ですね
では、一直線にそのままつないで「直列つなぎ」にするとどうなるか…
3VのLEDが2個で、都合6Vと電池が4本必要になってしまいます。

これだと電池が増えすぎて現実的でないので、
直列でつなぐのはやめて配線を途中で分岐してあげます。
理科でやった「並列つなぎ」です。

下記の図の形になります。

dled2.png

まずは
電池ボックスからでている赤黒の配線をそれぞれ分岐して二股にします。
ハンダ付け!ハンダ付け!
工作らしくなってきました。

新しく作る部分には分かりやすく黄色の電線を使用しました。

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無事に配線ができているか、
こちらもブレッドボードで確認…

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光った!
3本の乾電池(4.5V)で無事にLED2灯ついているので、
並列つなぎ成功ですね。
やった!!

3)いざ結線
ブレッドボード上で動作が確認できたので、
はんだごてをつかってLEDと抵抗を結線していきます。
結合部分が他に接触してショートしないように、
電線がむき出しになっている部分はビニールテープなどで絶縁します。
(熱収縮チューブを使うとさらに仕上がりが綺麗)

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3セットできあがりました

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3)
Deadmau5の目玉部分の外装を作っていきます。
使用したのは、ハンズに売っていたプラスチックの透明の半球。

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見ての通りこのままだと、
光を通しすぎるのでなんだかイマイチです。

うまく塗装してごまかしましょう。
今回は3種類のスプレー缶を使用しました。
・ツヤ消しクリア
・ツヤ消しホワイト
・ブルー(本体の色)

画像では違いがわかりにくいですが、
表面からツヤ消しクリアを吹いた状態。
実際は、すりガラスのような風合いがでます。

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今度は裏面からやんわりとツヤ消しホワイトで塗装します。

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それっぽくなりましたね。

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目の周囲は青くしてあげたいので、
白く残したい部分をきっちりとマスキング。

しっかり乾いた後に、
マスキングテープをはがすと…

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はい、綺麗に仕上がりました!

4)
ようやく必要なパーツをがそろったので、LEDを仕込んでいきましょう。
ここまできたらあと少し!

目玉の位置を決めて、穴をあけ…

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裏側から配線をなんとかして…

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よし、よし光った

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ようやく…

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耳の部分にとりつけているのは、今回の仮装の肝となる非常に重要なパーツ。
なんと3Mの光ファイバーです!!
ライトストリングと呼ばれる車などに使われる製品で、
1mにつき3500円ほどしました…。
でも、光ファイバーですよ!光ファイバー!

素材自体は光らないので、
ただのプラスチックのように見えます。

しかし、
両側からLEDを当ててあげると…

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ほら光った!
かっこいいいいい!!!!

では組み付け…

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ばっちりとLEDの配置が決まったところで、
配線部分を保護するためのパーツを作ります。
余った発泡スチロールを活用しましょう。

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U字型のパーツを作りました。
曲がっている部分が弱いので、
かぶったときに配線が切れないように配慮。

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細かいですが、仮装していると手荒にあつかわれたり
かぶりたいという人が現れたりするので、
きちんと弱い部分は守ってあげることが大事です。
(これ3年間の大事な教訓)

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そして…

いざ…点灯…

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バッチリですね!!!

5)
そんなこんなで完成しました。

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最後に、
渋谷にいた手作りっぽい方たちとの写真をどうぞ!

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Happy Halloween!!
ではまた!

黒宮 考平

1989年生まれ、東京在住、ゆとり世代。自転車で旅をしたり、木工、シルクスクリーン、小ネタなどジャンルを問わずモノ作りをしています。

作りたいものがあれば、なんでも制作お手伝いいたします!お気軽にご連絡ください。
kohei712@gmail.com

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