本物はこんな感じ(Google画像検索)
2013年10月26(土)~27(日) ハロウィンの週末
自作の仮装でDeadmau5になりきってみました。
工作の模様をどうぞ!
1.ざっくり設計
Deadmau5と言えば、かぶり物して、でっかい耳を振りかざしながらDJしているイメージ。
さて、これを作るとなると重要なのは、
耳と頭の比率どれぐらいなんだよ!ということ。
見切り発車大好きだけど、これだけは先に下調べ。
Deadmau5の画像を下敷きに、半透明にした丸い図形を積み重ねていく。
赤く透けて見えるのが本物。
実際は、耳も目ももうちょっと楕円形なのだが、
それを削り出すのは勘弁なので、
全て真円に置き換えて丁度良いバランスになる位置を探す。
どうやら同じ直径の真円を3つで、
それらしい形になりそうなことが分かる。
これならできるぞ!
2.東急ハンズでお買い物
始まりはいつも、東急ハンズ。みんな大好き、東急ハンズ。
発泡スチロールの値段にビビりつつも必要なものを買い集める。
直径30cmの半球1つにつき、お値段1500円。
本当はもうひとつ大きいサイズにしようかと思っていたのだけれど、
お財布事情から頭が入るギリギリサイズの大きさに。
後から分かったのだが、実はこのサイズで大正解。
Deadmau5クンは、頭部分を大きくすると
耳も同じようにでかくなるので、
結果として全体がとんでもない大きさなってしまうのである。
ラッキーなことに直径30cm厚さ2cmの発泡スチロールの円盤も同時に発見。
加工しなくても、頭と耳のパーツの大きさが揃った。
やったね!
目のプラスチックパーツ、缶スプレー、発泡スチロールカッターなどを購入して帰宅。
3. 10/25(金) さあ作るぞ!
最初に作った設計図(大げさ)を印刷する。
一つの円が30cmとなる実寸サイズで印刷してしまえば、
そのまま型紙として使えるのである。どうだ!
わざわざA3で印刷してから6枚も張り合わせたのだが、
設計図として重要な部分はA3用紙1枚に全て収まることに気が付く。
我ながら頭が悪いったらない。
プリントしたものを型紙として使って、不要部(重なっている所)を切り抜く。
型紙はそのまま糊付けしちゃうと作業が楽。
ここまでは恐ろしいほど順調だ。
口の方も同じようにして、紙を貼り付けて、
いらない部分を発泡スチロールカッターで切り抜く。
電熱線によって発泡スチロールを切断するカッターは、
たいした抵抗もなくすぃーっと、すぃーっと素材の上を進んでいく。
微妙な中毒性あり。
球形のものに対して、平面の型紙じゃあきっちり合うはずはないんだけれど、
そのあたりは感覚作業でごまかす。
いや、ほら発泡スチロールカッター気持ちいいしさ、
細かいことはこの際・・・。
そうして、出来上がったものを仮組みしてみると・・・・
あれ、いいんじゃない?
意外と形できてるんじゃない?
ここできっちり組み立ててしまいたかったのだけど、
発泡スチロール用の接着剤がないことに気が付いて断念。
もはやハンズも閉まっている時間。
なんでも普通の接着剤を使うと、発泡スチロールは溶けてしまうらしい。
そこで塗装の1回目を組み立て前に済ませてしまうことに。
とはいえ世間は台風の夜。外は大雨。
仕方がないので、ゴミ袋と新聞紙で、ユニットバスを養生する。
なんだか事件性がでてきた。
換気に気をつけながら、ユニットバス内でスプレーを吹き付ける。
缶から飛び出すスプレー、
天井で周り続ける換気扇、
どんどん巻き上がる赤い霧。
「あ、これダメなやつだ。」
一瞬で計画の杜撰さを思い知らされたものの、
黙って換気扇を止めて、
風呂場にでたり入ったりしながら、なんとなく全体に吹き付ける。
これ、雨、やまない限り完成しないわ。
4 10/26(土)
朝からハンズにお出かけ。
接着剤と共に目のパーツを購入。
目玉用に、ほどよい大きさの半球状のアクリルがあったので助かった。
ハンズで必要な物は、全てDIYフロアで揃った。
はしごしてオカダヤ生地館へ。
口の部分に貼り付ける布地を探す。
この布地を通して外側を見なくちゃならいのだから、
とっても重要な部品だ。
「白くて薄くて透ける布ください」
という変態チックな言葉を発しつつ、オカダヤのお姉さんに探してもらう。
ウェディングドレスやベールに使うようなスケスケの布が丁度良いようだ。
何度も顔の前に当てたりして、ほどよい透け感のものを探す。
よく透けていると視界は良好だが、外から顔が丸見えだし、
かと言って、透けが足りないと動けたもんじゃない。
最終的に決めたものは、1m幅×30cmくらいで260円ほどとお買い得だった。
帰宅!
接着剤もそろったので、ようやく本組に入る。
各部分をメジャーで計って、
両耳の取り付け位置が一致するようにマーキング。
ホンモノの画像を見ていると、
Deadmau5の耳は、頭頂部よりも少し後ろ気味が良いみたいだ。
内側から竹串を差し込んで、耳の骨組みを作っていく。
中世の拷問用具のようなビジュアルである。
しかし、最初に差し込む角度さえ間違えなければ、
竹串1本まるごとを耳の骨組みとして使えるのである。
発泡スチロールの接地面と竹串の両方に接着剤をつけてしっかり固定。
同様に、半球2つを組み合わせる時も、竹串を刺しておく。
組み立て完了。
雨の隙間を縫って、屋外で本塗装。
やはり屋外に出ると作業が速い、しかも綺麗。
スプレー塗装は屋外に限る。
乾いたら用意していた目のパーツを接着剤で取り付ける。
この時も、最初に使った型紙を使うと位置決めに迷わなくて済む。
口は、ホッチキスなどでしっかり固定してもよかったのだが、
どうせ汚れるだろうし、張り替えを考えて、
裏側からビニールテープで接着。
これだけでも充分な強度。
5、完成!!
はい、完成!!!!!!!
Deadmau5!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(Dommuneぽく)
どう?似てるでしょ?
渋谷に向かう。
ハロウィンの渋谷は町中が浮かれている。
珍妙な格好をしたおねえさん、おにいさんでいっぱいだ。
人のこと言えないけど。
渋谷にいたおねいさんと
好青年と
こだわりの台湾ラーメンと
所感
・渋谷のクラブ近辺だと理解度高くて嬉しい
・外観の割りに子供受けが良い
・記念写真に引っ張りだこ
・ポーズとるのって結構難しい
・カメラを向けられても咄嗟にどうしていいか分からん
・こちらの顔が見えないからってみんな容赦ない
・耳ひっぱらないで!
・でも、楽しいからいいよ!壊さないでね!
・かぶる?
・眼鏡つけてると入らないよ
言われたこと
4割 Deadmau5系
「あ、Deadmau5だ!」「ウォオオオ、デェエエエッドマウウウウウ(外国人)」
3割 記念撮影系
「写真、お願いします。」
2割 なんだろう系
「あれ、何?」「どっかで見たことあるよね?」「ミ、ミッキー?」
その他
「かわいい」「え、作ったの?」「ちょーだい」
作り終わった時に、体力の限界を感じたのだけれども、
かぶってみるとなんのその
湧き出るパワーで元気に過ごしたのでした。
でも、かぶり物ってちょっと不思議。
ひとがかぶってるのを見るだけでなんとなく笑顔になってしまう。
いったん自分で手に持ってみると「かぶってもいい?」と聞いてしまう。
そして、かぶったら、やっぱりはしゃぎだす。
かぶり物の持っている不思議なパワー。
いいな、いいな
かぶり物っていいな~♪
それでは、
ハッピー・ハロウィーーン!
おまけ
目ん玉バッテンver
黒宮 考平
1989年生まれ、東京在住、ゆとり世代。自転車で旅をしたり、木工、シルクスクリーン、小ネタなどジャンルを問わずモノ作りをしています。
作りたいものがあれば、なんでも制作お手伝いいたします!お気軽にご連絡ください。
kohei712@gmail.com
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