ゴディバを溶かしてゴジラにしてみた。【ゴディラ】

ゴディバ(GODIVA)とゴジラ(GODZILLA)って似てるよなぁ…
と常日頃思っていたので、
形にしてみました。

どうぞ

高いお菓子を買うと、小冊子が入っていて、
創業にまつわる小話を聞かされることが多い気がします。
そんな気持ちを再現してみました。
（…共感してください！）

GODILA
～チョコレートに愛を込めて～

　ゴディラの歴史は、ベルギーのブリュッセル郊外にある一軒の狭い家から始まりました。創設者、ジャン•ゴディラ•チョコラッテがまだ25才で、駆け出しのチョコレート職人だった頃の話です。1926年2月14日のバレンタインの日、ゴディラは密かに想いを寄せる相手レベッカ•ブライズに思い切ってプレゼントを渡すことにしました。ユーモアに富んだゴディラは、チョコレートにある工夫をします。彼が子供の頃から大好きだった日本の怪獣の人形を使って、チョコレートを型どることにしたのです。ブライズがプレゼントの箱を開けると、そこには小さな怪獣のかたちをしたかわいらしいチョコレートが4つ並んでいました。ブライズは、嬉しさと驚きで顔を赤らめたと言います。それからというもの、二人は一緒にチョコレートを作るようになったのです。
　チョコレートが生んだ愛の話は、ベルギー中に伝わり、ゴディラが作った怪獣型のチョコレートは今ではすっかりベルギーの代名詞となりました。愛する二人の心を結びつけたもの、それがゴディラなのです。

Jean Godila Chocolatte

こういうのよくありません…？

さて、ゴディラができるまで

１）
まずゴジラの型となるものを探すため中野ブロードウェイへ…。

食玩人形の専門店にて購入しました。
1990年代の人形で、１つ500円。

必死に（チョコレートにできそうな）ゴジラの小さな人形を
探していると、店のオヤジにいたく気に入られました。

オヤジ曰く
「分かるよ、あんちゃん。
ホンモノのコレクターってのはこれくらいの小さいもんを集めんだよな。
初心者は大きいフィギュアを買ってすぐにケースをいっぱいにしたがるけど、
分かってくると、小さいもんがいいんだよなぁ…うんうん」

とてもじゃないけれど、
これからシリコンに漬けてから、
チョコレートにします…とは言えませんでした…。

２）
さてちょうど良い大きさの食玩人形が手に入ったところで、
型どりの準備に入ります。

例によってハンズで購入してきたのが、
・シリコン(500g)
・型取りブロック
・粘土
※軽量カップは100均にて

さて早速作業していきます。

まずは型取り用のブロックを組み立てます。
人形の型は半面ずつとっていくため、
最初にブロックの中ほどまで粘土を敷き詰めます。

食玩人形が粘土の中に半分埋まった状態

シリコンに硬化剤混ぜ合わせ、型に流し入れます。

硬化するまで1日ほど待ち、
ブロックを外していきます。
上の白い部分がシリコン、下の緑が粘土です。

さて化石を掘り出すようにして、
粘土だけを取り除いていきましょう…。

お湯で洗うと大方綺麗にとれます。
それでもとれない部分は、爪楊枝や竹串でつついてあげましょう。
最終的にチョコレートを流し込むので、衛生面は念入りに…。

余分な粘土がなくなったところで、
残り半分のシリコンを注ぎ入れます。

※シリコン同士がくっつかないように、
既に固まっているところにはバリアコートを塗るといいそうです。
今回は、中性洗剤(原液)で代用しましたが、
特に問題ありませんでした。

ふたたび1日ほど待って、
硬化したら出来上がり！

3）
チョコレートの準備です。
ようやくバレンタインらしくなってきました。

【注意】ゴディラに使えるのはゴディバのみです。

包み紙ですら神々しい…ぐぅ

表面に刻まれたGODIVAの文字、本物の証…

ぼくにはこれが…

こう見えます。

領収書 3121円 也

湯せんするため、チョコレートを細かく刻んでいきます。

ボールの中にはチョコレートが、下の鍋にはお湯が入っています。

チョコレートが溶け始めたら、
火は止めても大丈夫です。

そのまま温めていると、
すっかり柔らかくなりました。

慌てず型に流し込みます。

固まるのを待つ間にパッケージを作成します。

カットして市販のチョコレートの箱に貼り付けました。

４）
半日ほどあれば固まるようですが、
一晩ぐらいは待ったほうが安心です。

型をそっと外して…

無事、完成！！

100%ゴディバでできたゴジラ…
つまり、ゴディラです。

例によってクックパッドに公開しました。
ハッピーバレンタイン！
http://cookpad.com/recipe/3014879

黒宮　考平

1989年生まれ、東京在住、ゆとり世代。自転車で旅をしたり、木工、シルクスクリーン、小ネタなどジャンルを問わずモノ作りをしています。

作りたいものがあれば、なんでも制作お手伝いいたします！お気軽にご連絡ください。
kohei712@gmail.com

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