ヘッドフォンのプラグを高音質に

愛用しているヘッドフォンのプラグが折れ曲がってしまったので、
そこだけ交換して修理してみることにしました。

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Allen & HeathのXD-40というモデル
普段音楽を聴くときも、DJさせていただいた時も
ずっとこれを使っていたので、愛着があり修理することに。

せっかく部品を交換するのでアップグレードします
新しいプラグは、NEUTRIKのNYS231というもの。
「はっきり高音質になった」「まろやかになった」
というamazonのレビューを読んでいると釈然としない気持ちになります…
お値段は233円。果たして、僕のヘッドフォンも”まろやかな”音を奏でてくれるのか

■作業開始
ニッパーでヘッドフォンのコードをバシっと切ってしまいます。
なんだかいけないことをしている気がしてきました。
中から顔を出したのは、赤、緑、黒の3本のケーブル

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この状態で1本ずつライターで少しあぶってあげると、
外側の皮膜が焼け落ち、中の銅線が見えてきます。

普段タバコを吸わないので、
初めてコンビニで100円ライターを買いました。
レジに持って行った時、あぁ大人だなと思いました。
初めてスーパーでビールを買った時も、そう言えば緊張した気がします

交換する方のプラグはこんな感じ
本体とカバーの二つに分かれます

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プラグ本体部分の拡大
左からそれぞれR・GND・Lの線をつないでいきます

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そのまま仮組してみます。
線を繋げればそれだけで音がでるので、この段階でR・Lが間違ってないか確認。
赤がRで緑がLでした

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※注意
結線する前に、プラグのカバー部分を先にコードに通しておくこと。
当たり前ですが、後からは入りません。

はんだづけ!

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あとはコードに通しておいたカバーつければ完成…のはずが、
根本の部分がどう考えても大きすぎてうまく入りません。
仕方ないのでペンチで丸くつぶしました。
これで正しいのかは分かりませんが、こうしなければ入りませんでした。

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無事にカバーをつけて完成です!

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■所感
音がよくなったか
2つを並べて聴き比べたわけではないので、
正直な所あまり変わったとは思えません。

一応オーディオ・レビュー風の感想を残しておきますが
大部分はプラシーボだと思います

「もともとDJ用のヘッドフォンなのでキックが聴きやすい用に低音強めだったのが、
中音域が持ち上がってくっきりとクリアに聴こえるようになった。
(これが高音質と言われる由縁?)
逆に低音は減退して、その分シャリシャリした傾向に

…なった…気が…する…ような…」

いや、もともとこんな感じだったのかもしれません…。
製品として売られているヘッドフォンは専門のオーディオ・エンジニアが
あれやこれやと苦心して作り上げたものなので、
突然プラグを変えたところで音が良くなることはないと思われます
むしろバランスが崩れるので、最初の状態が一番よいとの結論です

(プラグ変えただけで音がよくなるはずないだろという先入観があったので、
良くなったと感じなかったとしても、それすらプラシーボ??もうキリがないので言い合いっこなしで…)

よかったこと
何より自分で修理すると愛着がわく
プラグ部分を見ただけであぁかわいいなと思ってしまいます
親バカでしょうか

カバーが金属なので、前より見た目はよくなりました
うちの子はイケメンだなぁと思います、えへへ

とにもかくにも愛着を持ったものをずっと使い続けるっていいことです
なにせ数百円でできる修理なので、
お気に入りのヘッドフォンが断線した時は是非お試しください!

黒宮 考平

1989年生まれ、東京在住、ゆとり世代。自転車で旅をしたり、木工、シルクスクリーン、小ネタなどジャンルを問わずモノ作りをしています。

作りたいものがあれば、なんでも制作お手伝いいたします!お気軽にご連絡ください。
kohei712@gmail.com

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